さくらをまとう。

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農と手仕事のある暮らしを実践中!

先日友人宅にて、桜染めを体験してきました!

染めものは、昨年自然学校で、藍染めをやって以来。
染めもの自体は、人生の中でほとんどやったことがなく、、
記憶にあるのは、小学生の頃に藍染めをやったことくらい。


桜染めと聞いただけでワクワク!
桜の花びらで染めるのではなく、桜の枝葉をつかって染めるとのこと。


桜の枝葉で、一体どんな色になるのか。



友人の知り合いで、染色家のmisaさんを招いての桜染め体験。


本当に魔法のようですが、桜の枝葉からは、桜色の染めものが出来上がります。


桜の根っこから、桜の色素が枝葉を通って花びらまで流れていくそうです!


いつの時期の桜でも良いわけではなく、一番ベストなのは、冬を通り越してエネルギーたっぷりの春先の桜の枝葉。


この枝葉を煮詰めていきます。
最初の3〜4日は枝の表皮の色である、茶色が出てきますが、椿灰を煮出している鍋にいれ、冷めては熱を加えることを繰り返していると、桜の色が出てくるそうです!
本当に不思議!
そうして時間をかけて出した桜色に、今回は今治の綿のマフラーを入れました。
10分くらい煮込んで、バケツに移して水洗いすると、、、
綺麗な桜色が!!

今回の媒染は豆乳ですが、ミョウバンとか鉄とか様々あります。

そめる布も、シルク(絹)、コットン(綿)、ヘンプ(麻)によっても、染まり方が様々に変わります。
※左は綿、右はヘンプ。

もちろん、素材や媒染の種類だけではなく、草木をいつ採ったか、量、気候などでも染まり方は変わってきます。

同じようにつくれないのが、染めの魅力なのだと思います。

桜はまた特別で。
今の時期しかできません。
それだけでもなんだか神聖。


misaさんは、さくらの色をいただく、と表現されていました。
桜の持つエネルギーをいただく。
使い古したら、感謝の気持ちをこめて、また土に還す。


服用なんていいますけど、昔は身にまとうものにも、薬効成分があるものを使っていたんですね。
そこから、薬を飲むことを服用というようになったそうです。
 

それはきっと、草木からエネルギーもいただいていたんでしょうね。
ちなみに、レーヨンとか、ポリエステルのような人工繊維は染まらないそうです。



なんだか、自然に試されている感じ。



桜染めを通して、服に対する概念や纏いたいものが変わりました。


服を纏うということは、エネルギーを纏うということ。
どんなエネルギーを纏いたいか。



そんな視点をいただきました😊


いただいた桜色のマフラーをさっそくしましたが、ほんのり桜の香りがして、温かくて、鏡をみると、美しいさくらいろに気持ちも華やぎます🌸

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私の中の宇宙。神性と繋がる~シンプルに、丁寧に、美しく。自然と繋がり生きる。自然と調和しながら、手仕事、なりわいを人生の軸にした生き方を実践していきます。