ワタの先に必ず繋がる所

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農と手仕事のある暮らしを実践中!



先日のブログにも書きましたが、今年は農と手仕事を日々のライフワークにするべく、様々なことに取り組んでいます。

草木染もそうですが、染める布となる「綿」も自分で作れたらと考えています。




きっかけは、山梨のパーマカルチャーでの学び。

綿を紡ぐ講座があったのですが、「スピンドル」というコマを使って綿を紡いでいきます。

慣れるまでは、糸が切れてしまって苦戦しますが、慣れてしまえば、紡ぐのが面白くなってくるのです!




綿に関しても少し学びましたが、せっかくなら綿を作って、紡いで、染めて、織ってという工程までやってみたい!と思っていたところ、F Bの「地球のしごと大學」というところで、まさに望んでいた講座があったので、迷わず応募しました!


※地球のしごと大學

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地球のしごと大學




4月からの開校ですが、コロナの影響で現地には行けず・・・

5月はzoomでの開催となりました。



今回は、エコふとんを作られている、親松さんのお話を伺いました。

★親松寝具店のページはこちら↓




山梨の話と親松さんのお話で共通していたのは、「綿」は歴史を知ることが切っても切れない関係で、そして必ずと言っていいほど、インドのガンジーの独立運動の話につながっていきます。


インドも昔は、綿栽培や織物が盛んで、非常に豊かな暮らしをしていました。



しかし、産業革命が起こったことで、栽培した綿は海外へ輸出され、安価な商品となって再び買わされるようなカタチとなったのです。



インドの優れた機織りの職人たちは、イギリスに消されていきました。

インド最大の中心都市ダッカの人口は、18世紀末の15万人から、1840年ごろにはわずか2万人に減少しています。

イギリス人がインド人にどのようなことをしたか、痛々しくてここにはかけません・・・。

あまりにも酷いことをしてきたのだなと、わたしはその事実を知りませんでした。


※こちらの本に詳しく書いています。

『ワタが世界を変える』田畑健 著




こうしてインドはイギリスの植民地となっていきました。

ここに現れたのがガンジーなのです。


機械化したことで、インド人が当たり前に使っていたチャルカは使われなくなり、海外から安いものを買うような状況となっていきました。


この状況を打開しようと動いたのが、ガンジーです。

ガンジーは自給生活の基地として、グジャラート州のアハメダバードにアシュラムという道場を建設、ここを拠点に、自分たちの生活に必要なものは自分たちでまかなうことを基本に、国産品愛用運動を進めています。


この運動のシンボルに据えたのが、インドの伝統産業を象徴するチャルカなのです。


綿を自ら紡ぐことは、機械化され誰かから購入するという「依存」から脱出し、「自立」することなのです。



わたしはこの考え方に非常に感銘を受けました。

昨年自然学校に1年間通ってみて、わたしたちの身近にあるものをどのように作られているかをいかに知らなさ過ぎるか、どれだけ誰かから買い、自分でつくるという選択をしてこなかったかを痛感しました。


こんなにも自分で作ることができるのだ!という発見が幾度もありました。



一方、お金の存在についても、深く考えさせられました。

お金は様々なものと交換ができるし、腐らないし、非常に便利である一方、わたしたちから「作る・創る」という力を奪っているとも思いました。



わたしは普段コンサルティングの仕事にかかわっていますが、何か有形のものを生み出しているのか?


いや、生み出せていないんですね。



何かを何かに変化させたり、整理したりは出来るけれど、ゼロから何かを作るということは出来ていないと、改めて実感しました。

もちろんそれが良いとか悪いとかではありませんが、何かをつくることは喜びであり、自己表現であり、自分自身の生き方なのだと思います。



今、行き過ぎた貨幣経済の中で、多くの人たちが大変な状況になっているように思います。

それはコロナという、我々人間には思うようにコントロールできないものが立ちはだかってこそ、より顕在化しているように思います。



特に日本は食糧も自給率が39%ととても低い国です。

「衣」となれば、さらに自給率が低いのではないでしょうか。



これだけ輸入に頼っていると、万が一輸入がストップした際に、我々は立ち行かなくなります。

仕事もそうです。

私自身もまだ出来ていませんが、仕事が1つしかないと、会社が倒産したり、リストラされるとどうしようもなくなります。



一方、昔の農民は「百姓」と呼ばれ、農業だけではなく、様々な生業を併用して行っていました。

衣に関してもそうです。

たいていの家では、養蚕や綿栽培を行い、自分たちで糸を紡ぎ、着物などに仕立てていました。衣は特に作るのに労力がかかるので、穴があいてもほずれても直しては大切に来ていたそうです。



様々な生業を行うだけでなく、命をつなぐための食糧、米や野菜などを自分たちで作っていますから、有事の際でもどうにか生き延びることはできます。



そうした繋がりを、貨幣経済が進むことで、途絶えてしまいました。


今、このような有事の状況だからこそ、わたしたちはもう一度自分たちの生活の在り方を考える必要があるのではないでしょうか。


様々なストレス、病気、自分に自信が持てないこと、犯罪などなど

多くの社会問題は、こうした『依存』が生み出した結果だと思います。



糸を紡ぐこと、綿を通して、歴史とつながること、先人とつながること。

なぜ先人はそれをやってきたのか?

なぜそれは何百年も続いているのか?

頭で考えただけでは決してわかりません。

しかし、自ら体験することでよく理解できるし、腹落ちします。

それが今のわたしたち現代人に必要なことではないかと思います。



アフターコロナの生き方。

これからどうやったら、時代に流されず、豊かに生きることができるか。

それは、先人たちの生きてきた軌跡に答えがあるのではないでしょうか。



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シンプルに丁寧に美しく

私の中の宇宙。神性と繋がる~シンプルに、丁寧に、美しく。自然と繋がり生きる。自然と調和しながら、手仕事、なりわいを人生の軸にした生き方を実践していきます。